标志大映辉煌顶峰的作品。
インド北方の国にあるカピラ城は、ある朝、金色の大光輪に包まれた。スッドーダナ王の妃マーヤーがシッダ太子を生み落したのだ。それから二十年--美貌のほまれ高いスパーフ城の王女ヤショダラー姫の婿となるべき男の武芸大会が開かれた。各国王子の中で最後まで残ったのは、シッダ太子とその従兄ダイバ・ダッタの二人であった。競うこと半日、ついにシッダ太子が勝利を収めた。カピラ城内で太子夫妻の幸福な結婚生活が六年間おくられた。しかし、その頃から次第にシッダ太子の心深くに人生への懐疑が生れた。自らの境遇と奴隷や賤民の身の上との余りの違いに人生の苦悩を持ったのだ。ある夜、太子は心の安らぎと人生の悟りの道を得るために最愛の妻と城を後に禅定の地を求めて出城した。太子の諸国の放浪が続いた。ある時は岩石ガイガイたる荒野を、ある時はヒマラヤ山麓の原始林を--経てある川の畔の大きな菩提樹の蔭に太子の苦行が始められた。一方、ヤショダラー妃への邪な恋情を捨て切れないダイバは、ある夜、策略を弄して妃を犯してしまった。妃は自殺した。この悲報にも太子は城に帰ろうとしなかった。こうした菩提樹のもとにあらゆる誘惑を退けながら六年の間、苦行を続けたシッダ太子は一切の怒りと憎しみを忘れ村の女サヤ(実は帝釈天)の介添により遂に悟りを開いた。太子は仏陀として生れ変ったのだ。鹿野苑の仏陀のもとには、尊き法の教を乞う人達が全国より集って来た。仏陀の高い噂を聞いたダッタは、シュラダ行者のもとで神道力を授かるや敢然として仏陀への挑戦を開始、バラモンの布教に勤めだした。マダカ国のアジャセ王子がその出生の秘密に苦悩し父王と不和であることを知ったダイバはうまく王子に取り入って王子の権力を悪用し、バラモンの大神殿を建造させると共に、仏教徒に対する迫害と処刑を図った。このダイバの余りな非人道的な仕打に次第に疑問を抱き始めたアジャセ王子は鹿野苑に仏陀を訪れた。王子は仏陀の教えに導かれダイバとの訣別を決意した。これを知ったダイバは、王子に国王ビンビサーラ殺しのぬれぎぬを着せ、自らマダカ国王としての宣言を大神殿の台座から怒号した。その時、大地震が起りダイバは巨大な亀裂の中に消えていった。仏陀の怒りが奇蹟をもたらしたのである。それから何年かの間、仏陀の温い慈愛は庶民に安らぎを与えその教えは全世界に広まっていった。そして仏陀の入滅後も、崇高なる教えは全世界の人間の心の中に永遠に生きているのだった。
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